ロケットストーブつき土窯、その後の報告

先週の話になりますが、この冬つくったロケットストーブつきオーブンを再テストすることができましたのでちょっとご報告したいと思います。

まず最初にここで、このオーブンの主な特徴(期待したことも含め)をあげておきます。
 *前回の記事もご参照ください

1.オーブン庫内が熱伝導のよい金属製(ペール缶やホームカマドなどを使用)
  ・・・普通のアースオーブンに比べ短時間で温まる
   
2.本体が土で覆われているため、ある程度の蓄熱・保温効果も得られる
   
3.燃焼部がロケットストーブ・・・燃料の節約・きれいな燃焼

4.火や煙が直接調理するものに触れない
  ・・・普段使っている耐熱容器なども煤を気にせず使える

5.家庭で使いやすい大きさ・・・少人数のパーティにも


一方で、普通のアースオーブンと比べこのオーブンではピザを焼く時に以下のことが不利になるだろうと考えていました。

1.温度・熱量不足・・・直火があたらないので調理温度はどうしても低い。
   庫内上部からの距離がありすぎると熱が不足するかも

2.ドアの開け閉め時に庫内温度がかなり下がってしまう  
   

まあ、ピザはもともと直火があたる専用の窯で焼かれるものですから、その方法がベストだと僕は思います。
アースオーブンで焼くピザにはかなわないことをはじめから承知の上での試み。

だけど別にいじけているわけではありませんよ(笑)。
あるもの、限られた条件で、「そこそこ美味しいピザ」を焼こうというこの試みは、けっこう前向きで楽しい実験です。


さて先日のテストの模様を。

しっかり時間で計っていなかったのですが30分ほどだったと思います。オーブンはじゅうぶん熱くなりました。


こういう枝が燃料になるのもこのオーブンのよいところ。
一度オーブンが温まれば、温度維持は小枝を数本燃やすだけ。
慣れてくれば、どのくらい燃やせばよいかつかめてくるはず。

で、ピザですがこんな感じに焼けました。(ピザ生地にはいつもの酵母を使用。)


この時は約7分焼くのにかかってます。
もうちょっとだけ短い時間で焼きたいところでしたが、焼き上がりはまずまずの結果。
「そこそこ」以上、「なかなか」美味しいピザでした!

Yasu

PS このオーブン製作の様子が紹介されましたNHKBSプレミアムの番組「晴れ、ときどきファーム 先行スペシャル 後編」(3月11日放送分)が再放送されるとのことです。

4月7日(土)午前8時45分〜9時30分 
BSプレミアム にて


その後のその後・・・ 4月22日追加
ロケットストーブ真上の部分に穴が開いてしまいました
土である程度補強はしていたのですが、もちませんでした。
やはり直火のあたるところは厚手の鋼材などで作る必要があるでしょう。
次回設計する機会があれば改善したいと思います。
詳しくは「いすみ Life & Work」さんのブログ記事を。

at 20:15, yasu, つちがま

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米作り6シーズン目のはじまり

発達した低気圧の影響で山都も今日は大荒れの天気です。気温が低めで時折吹雪いたりも。
古い我が家は強い風が吹くたびにガタガタ音を立てながら揺れ、あまり落ち着けません。
でもとにかくこんな日は静かにしていた方がよいだろうと日中ほとんど家の中で過ごしていました・・・が、午後ちょっとだけ気になって田んぼを見に。



一昨日と昨日、一部(写真奥の方)畦塗りをしました。
今シーズンも基本的に湛水(水が漏れなければ・・・)不耕起(除草のため表面だけジョレンで搔
く)で米をつくりたいと思います。
僕がこの方法を気に入っている理由のひとつは、オタマジャクシやヤゴなど水に住む生き物たちといっしょに米をつくることができることです。
あと比熱の大きい水の保温効果も狙っています。

もちろんこれも綺麗な水が豊かにあってこそできる方法です。

この水の恵みを未来の世代にも残していかなければ。
もうこれ以上汚すようなことはあってはなりません。

Yasu

*湛水不耕起栽培にも農法として有利な点、不利な点あると思いますし、放射性物質対策には耕した方がよいのかもしれません。これまでの収穫具合と先月行った簡易測定の結果から今シーズンも僕はこの方法でつくることにしました。



at 17:35, yasu,

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簡易測定の結果(2011収穫玄米)



昨日、山都開発センターに設置された放射能簡易分析装置で去年自分の田んぼで収穫された玄米を測定してもらいました。
担当者によりますと検出限界は測定時間20分で20Bq/kgくらいとのこと。
測ってもらった玄米約1kgからヨウ素131、セシウム134、セシウム137はいずれも検出されませんでした。



僕の周辺では、田を耕さないいわゆる自然農法で栽培している米から一般的な方法で栽培された米より放射性セシウムが高めに出るケースがいくつかありました。
自然に負荷をなるべくかけず、自然との共生を目指す農法の方がリスクが高いとすれば、それは非常に悲しいことです。

しかし僕は自然を信じたいです。

単純にこう言ってしまうと、非科学的とか夢想的とかなどと見られることを承知で、それでも僕は単純に「自然を信じる」と覚悟したいです。

そしてこの覚悟は自分なりに自然環境を捉えた結果であり、自分なりに(まだまだ知らないことばかりですけど)科学的に把握した結果です。

今後も機会(あまり費用がかかると厳しいなあ・・・)がある限り積極的に測定を続け、同じような想いで活動されている方々と情報を共有していきたいです。
 
  *写真は昨日の午後、町から戻る途中に撮った自分の田んぼ

yasu


at 10:18, yasu,

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Low mass oven の可能性・・・

アースオーブンはその名の通り、主に「土」で本体ができています。
高密度で重い(high mass)土・石・レンガなどは蓄熱する材料です。

アースオーブンで何かを焼く時には、まずオーブン内側の蓄熱層(外側はワラがたっぷり入った土で断熱)にじゅうぶん熱をためなければなりません。
この蓄熱の段階でかなり多くの燃料(薪)を使います。
・・・オーブンが冷えている時などは2時間くらい燃やし続ける
そしてその際、かなりの熱が煙としても外に逃げています。

このロスを改善するにはどうしたらよいか?

Aprovecho Research Center のホームページにCapturing Heat Two: Part 1-Pizza Oven and Stoves With Chimneys
(2000 by Dean Still, Mike Hatfield, Peter Scott)という資料があります。
http://www.aprovecho.org/lab/index.php?option=com_rubberdoc&view=doc&id=117&format=raw


その中に次のようなオーブンが紹介されていました。



このオーブン、本体はドラム缶でできており、土の固まりと較べたらすぐ熱くなります(逆にすぐ冷めます)。
熱をためるより、その熱で直接オーブン内の空気を熱し、中のものを調理してしまおうというわけです。
  
また生じた熱をできるだけ本体に伝えるために、煙が通る道を迷路のようにして接触面積を増やしています。

さらに燃焼部はロケットストーブ。
効率よく、よりきれいに燃え、そしてこの2重構造のタイプだと煙や灰が調理するものに直接かかりません


僕がこの資料を見たのはだいぶ前ですが、今までこのタイプを試す機会はありませんでした。

効率が悪いとしても、アースオーブンの単純さや、それで焼くピザやパンの美味しさには捨て難いものがあります。・・・特にピザには隣に直火が必要だと、僕は思いますね。
特別な日としてアースオーブンを使う(1日使っていろいろなものを調理し仲間とシェアする)のだったら、その効率の悪さも許されるのではないか・・

しかし去年の春から状況は変わってしまいました。
それについては時々twitterでつぶやいているので、ここでは書きません。
   

現在、あるオーブン製作のプロジェクトに関わっています。
上にあげたタイプの小型版を製作中です。
今回全面的にお世話になっている「渚のヒゲおやじ」さんが途中経過を彼のブログに書いてくれました。
こちらです。

ある程度、僕の中でもまとまってきましたら、このブログにも載せたいと思います。

yasu

at 18:12, yasu, つちがま

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あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

おかげさまで無事新年を迎えることができました。ありがとうございます。

このブログを見てくださっている皆様、不定期な更新になってしまうかと思いますが、今年もどうぞよろしくお願いします。

さて2012年はどんな年になるでしょうか。
今年もさまざまなこと、思いもよらないことが自分のところにもやってくることでしょう。

これまで通りに、いやもっと積極的に充実した気持ちで僕は「待ち時間」を楽しみたいです。

yasu

at 09:07, yasu, 風と土

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百姓の来年・・・



この季節、うちの大家さんはよく「百姓の来年」と言います。
百姓の来年は、できたためしが無いと。

写真は一昨日撮った自分の田んぼです。
空っぽになった田に立ち、今シーズンを振り返る。
反省する点もいろいろ。そして来年こそは・・・と妄想に近い期待や希望。

昨年まで、その大部分は僕個人と自分を取り囲む自然との関係でした。
しかしこの春からは、人間によって生み出された僕個人の力ではどうしようもないものがそこにふりかぶっています。

「来年こそは」と積極的な気分にはもうなれそうもありませんが、自分にできることを今後も模索し続けていくしかないでしょう。

雪が降る前に、田の畦を直したいと思います。

yasu








at 10:46, yasu,

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稲刈り中


今年もなんとか無事に実りの季節を迎えることができました。
思うことはいろいろありますが、収穫の喜びもしっかり味わいながら稲刈りをすすめています。
写真は一昨日の夕方に撮ったものです。
昨日、今日と日中の晴れ間にもう少し刈っています。


こちらの写真は畦に植えた大豆。
去年は実の入りが悪く、わずかしか収穫できなかった大豆ですが、今シーズンはまずまずの出来具合でしょうか。

yasu

at 21:05, yasu,

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もうすぐ稲刈り

今日の田んぼの様子です。

稲刈りまであと少し。来月に入ってすぐ始められそうですね。

今春、この田んぼでの米作りをどうしようかと迷いました。
先が見えない状況は続いており、僕の中の不安と迷いはそのままの状態です。
それでも季節は移り、稲はまずまず実ってくれました。

ほとんど常に付きまとっている不安ですが、実った作物を見ている時、一瞬全てを忘れることがあります。
それはほんの一瞬ですけど、その一瞬に、自分なりに自然の恵みに対して感謝したいと思います。


こちらは田んぼの畦に植えた小豆。

熟して茶色になったサヤが出始めました。収穫がしばらく日課になりそうです。

yasu





at 21:15, yasu,

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ロケットストーブ ワークショップ補足 その3

簡単なロケットストーブの製作

18日のワークショップでは、普通に市販されているステンレスの煙突と廃品のペール缶でできるストーブを参加者の皆さんと一緒に作りました。
ここでその作り方をまとめておきます。
(作り方といってもほんと単純です。また、手に入る材料が違えばいろいろ変わってくると思います。ひとつの例としてご覧ください。)

【材料】・ペール缶  
    ・煙突(普通に市販している直径11〜12cmのもの)
      長さ20cmほどひとつと90゜エルボーをひとつ 
    ・適当な金属板(燃料を置く台と囲いに) 台は空き缶を開いて作ってもよい
    ・軽石(または灰、よく乾いた砂)
    ・五徳(廃品など利用 レンガ小片でも)
    ・耐熱アルミテープ(あれば、つなぎ目などがすっきりする)

 
【道具】・金切りバサミ(空き缶を使う時は缶切りも) 
    ・ペンチorプライヤ  折り曲げたり伸ばしたりする時に
    ・メジャーや定規          
       ・・・ほとんど目分量、現物合わせでできますが、確認のために・・
    ・手袋・・・切り口で怪我をしないように着用してください。
     (自分はつい着けないで何回か切ってしまいました・・・) 
    ・その他しるしをつけるマーカー
     金槌や金やすりもあると便利

【作り方】少し大きな図はこちらを


yasu




at 07:32, yasu, pyromania

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ロケットストーブ ワークショップ補足 その2

ロケットストーブの特徴・原理


こちらをクリックするともう少し図が大きくなります

 
燃焼部のすぐ上に断熱された垂直の煙突がある
  →上昇気流・・・空気のスムーズな流入・排出

燃焼室や熱の通り道のまわりを断熱
   燃焼部を高温に保つ・・・完全燃焼しやすい→よりきれいな燃焼
   本体に奪われる熱量を少なくし、生じた熱を調理器に最大限伝える

調理器周りを金属板などで覆う
(適度な隙間をつける・空気の流れを妨げない・大きすぎるとロスも増・・・1〜2cm弱) → 調理器側面からも熱吸収 効率アップ



(その3へつづく)

yasu


 

at 12:47, yasu, pyromania

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